Opportunity Loss

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きのうスーパーの果物売り場で

ミーの横で柿を陳列してたお兄さんに

リンゴを持ったおばさまが近づいてきて

「このリンゴどんな味?」と訊いた。

お兄さんは「え、リンゴの味ですけど」と返した。

ミー、もう、Seriously?ってかんじだった。

おばさまはそんな答えが聞きたくて

わざわざリンゴ持ってやってきたわけじゃない。

だいたい、お客さんの方から商品に興味を持って

コンタクトしてくれるなんて、おっきなビジネス・チャンスなんだ。

そして、それを生かすも殺すも担当者の対応次第だね。

扱ってる商品の知識もなく、特長のアピールもできないなんて

プロ意識のかけらもない。

プロ意識以前に、相手が何を望んでるのか考える気持ちが欠けてる。

ミーはこういう人間がお給料をもらって雇ってもらえてることが理解できない。

ミーだったら、パートナーにもアシスタントにも

ミーと同等のパッションと誇りを持って仕事をしてもらいたい。

こんなおばさまがやってきて

ちょっと稚拙でも、的確じゃなくてもかまわないから

自分の言葉で一生懸命リンゴの魅力を伝えられたら

このおばさまはきっとまた戻ってきてくれるだろう。

そして友人たちにもこのスーパーをすすめてくれるかもしれない。

口コミに勝るマーケティングはない。

以前、とある会社の社長から

社員のモティヴェイションをあげたいから

コンサルタントとして働いてほしいってオファーを受けたけど

モティヴェイションなんて、会社側があげようとするものじゃない。

はじめっからそういう人材を採用しなきゃいけないんだ。

肩すかしなやつもいるけどね。

まぁこういう輩が普通に存在してつきあってられないから

だからミーは個人で働く。

独りは最適で最強なんだ。

全部自分の責任だけど、全部自分のおもうようにできるからね。

ミーがお兄さんだったら

おばさまがもういいよってくらい

リンゴたちについてとうとうと語ってたよ。