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Night by the Tree

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Meg、Mina、あの夜のことをおぼえてる?

パーキングロットの横の大きな木の下で

3人でうずくまって凍えてたあの夏の夜のこと。

夏のシアトルの夜はセーターが必要なくらい寒くなるってこと

じゅうぶんわかってたはずなのに

ミーたちはまだ空気に暑さが残っていた夕暮れ

ばかみたいに小さな面積の洋服で出かけてった。

あの木の下でいつ帰ってくるともわからないみんなを待ちながら

耐えられないほどに寒くて寒くて

ミーたち、凍え死んじゃうかもね

そうしたら明日の新聞には取り上げられるかな?

って話し合ってた。

新聞の見出しは?

ってそういうのはMinaが得意だから

「Three Japanese Students Froze to Death」

って作り上げて、それで3人で弱々しく笑った。

「ねぇ、いまなんでも食べられるとしたら何が食べたい?」

「おうどん」

「いいねぇ」

「おでん」

「やっぱ出汁だよね」

「おでんの具でなにが一番好き?」

「大根」「ちくわぶ」「たまご」

「え?たまご?」

あぁ、あの郊外の森のあった場所はいったいどこだったんだろう。

そして、ふたりはどんな大人になったんだろう。

またMegと一緒に光GENJIの歌をくちずさみながらシアトルの街を歩きたい。

そして最愛のMina…

おそろいで買ったビーズのブレスレットもナイキのスニーカーも

片方だけ分けてもらった地球儀の形のピアスも

もうミーの手元にはないけれど

Minaはいつだって変わりなくミーのベスティだよ。

 

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