Huck in the Big City

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夜、ぼろぼろのTシャツときりっぱなしのスウェットパンツに着替えて

ジョギングにでかける。

道端に咲き誇るジャスミンの甘い香りを嗅いだり

木の葉がかさかさとこすれあう音を聞いたりしながら歩いていると

なんだかハックルベリィ・フィンにでもなった気がしてくる。

それはすなわち、とてつもない自由を感じるってこと。

孤独だけど自由。

孤独だから自由なのかな。

そのままどこまでも歩いていけそうな気がする。

薄暗くてすべてがクリアには見えなくて人影もまばらで

そういう夜の道をのんびりと歩くのはとても気持ちがいい。