Going Extreme
Masayaにとってのワインってミーにとってのなにかな?
チョコレート?
このごろ控えてるな~。
20代のころはほどほどになんて言葉はなかったのに。
Mimiとミー、パリから届いた
どでかいラ・メゾン・ド・ショコラの箱の前に陣取って
「なにこれ、ちょっとこのチョコレート美味しくない?」
「とまんないね~」
ってふたりでがっついて食べまくってた。
Mimiは初めて会ったときはやたらお高くとまってて
絶対に仲良くなれなそうだったのに
ある日、実は同じ大学出身って知って一気に仲良しになった。
日本人なんてほとんどいなかったあの学校で
よくぞ頑張りぬいたね、って同志みたいな気持ちで。
食事の前にひとりでお祈りをしてたミーに
「なに祈ってんだよ!」
って毎回必ず突っ込んでくれたMimiは実は教会の娘。
「なんで笑ってるわけ?」
もよくいわれたな~。ミー、いつもわけもなくにやけてたから。
でもミーたちは本当に似たもの同士だったよね。
いつだって美味しいチョコレートに目がなくて。
ノイハウスとかレオニダスとかパイヤールとか
ことチョコレートに関しては超甘やかされてたミーたちの前に
突如登場したメゾン・ド・ショコラのチョコレート。
美味しすぎて別次元。
上等なものを少しだけ、なんて概念はミーたちにはなくって
ひとつぶ、またひとつぶ、って永遠に。
そんなんだからMimiはぽっちゃりしてたし、ミーは顔中ニキビだらけ。
それでもしあわせだったよね。
Mimi、いまどこにいるの?
ミーはMimiとふたりでまたチョコレートを食べたいよ!