Songthaew Ride

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はやめの夕食を取ろうとソンテウに乗り込むと

おそろいの制服を着た

4人のティーンエイジャーの女の子たちも同乗してきました。

さぞかしにぎやかなおしゃべりが始まるのだろうとおもって

そっと目をつぶりましたが

女の子たちはおもいのほか小さな声で話しています。

少しほっとして

目を閉じたままソンテウの心地よい揺れに身をまかせていると

消え入りそうなほどちいさな声が

「Excuse Me?」といいました。

はっとして目を開けると

女の子たちは不安そうな顔でミーをみつめています。

あわてて笑顔を返すと、たちまち質問が飛んできました。

「どこからきたのですか?」

「チェンマイは初めてですか?」

「これからどこに行くのですか?」

「フェイスブックはやっていますか?」

学校で習いたての英語を使ってみたかったのかも知れません。

ほんとうにたどたどしい英語だったけれど

そんなの全然問題なくて

4人の女の子たちとミーは楽しくおしゃべりをしました。

「またいつか!」とソンテウを降りて

女の子たちに手を振って歩き出したとき

10年ほど前にバンコクでの仕事をオファーされたことを

ふとおもいだしました。

あのときのミーにとって

まだタイは地図上のちいさな国でしかなく

そこに住んで働くことを

現実的なこととして考えることはできませんでした。

そしてそれからずっと、もしあのとき…

おもいだすことすらありませんでした。

もちろんもしあのとき勇気を出してタイに行っていたら

きっといろんな出会いや経験があって

学ぶことも多かったはずです。

でも、短い旅でチェンマイを訪れて

ソンテウに乗り合わせた可愛らしい女の子たちと

つかのまのおしゃべりをして

ほんとうにたったそれだけのことだけれど

その底はかとなく楽しいかんじ、わくわくした気持ちに

もしあのときタイに住んでいたら

これほどまでにタイやタイのひとたちを好きにならなかったかもしれない

とおもったのです。

 

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