Scent of a Young Lady

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カルフォルニアの高校に通っていたときにつけていた香水。

今でもこの香りを嗅ぐと

平屋建ての校舎が点在していた大きな高校で

ひといきれの中、足早に次のクラスへと向かっていた

授業と授業のあいだの移動時間をおもいだします。

アメリカのテレビドラマ「The Middle」のなかで

次女のスーがクラスとクラスのあいだの移動距離が長すぎて

いつも始業時間に間に合わず困っている

というエピソードがありました。

生徒が好きな授業を好きな時間に取るので

全校生徒が一斉に移動し、廊下は大混乱になるのです。

遅刻は厳禁で、放課後の居残りなどのペナルティになるので

絶対に間に合うように知恵をしぼることも。

動線上に自分のロッカーがあれば教科書の入れ替えができるけれど

遠回りになるようだったらあきらめて重たい教科書を数クラス分持ち歩いたり。

ドラマのスーとおなじように

どこかの教室を通りぬけるようなショートカットを探したり。

 高校生活のなかで一番おもいだすのが

この移動の時間なんて、自分でも可笑しくなりますが

そのくらい大変だったのです。

でもミーはドラマのスーと違って

廊下ではなく、青空の下、次のクラスへ向かうことができたし

大好きな友人たちとすれ違って

ほんの一瞬でも笑顔で挨拶を交わすことができたので

たのしい時間でもありました。

そして、大勢が行き違うその時間には

みんなの香水や整髪料や柔軟剤やチューイングガムなど

いろんな香りが次から次へと人の流れにのってやってきて

そのひとつひとつが、どうしようもなく親しみのわくアメリカらしい香りで

それでもときおり認識する、自分の19番の香りがやっぱり一番好きで

素寒貧でたよりない自分でも

しっかり前を見て歩いていけるパワーをもらえているような

そんな気がしてこころづよくおもっていたのをおぼえています。

 

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