Kindness in the Wind
先週のある日の夕方のこと。
その日はとても風の強い日で
自転車に乗っていたミーの帽子が
あっという間に風にさらわれて
道の向こう側まで飛んでいってしまいました。
すると、ミーの前から歩いてきていた中学生の男の子が
ものすごいすばしっこさで車の行き交う通りを横切って
ミーの帽子を拾い、たたたっと戻ってきて
小さくお辞儀をしながらミーに手渡してくれたのです。
すべては本当に一瞬のことで
ありがとう、とびっくりしながらお礼を言うと
真っ赤なほっぺをした純朴そうな男の子が
照れくさそうにはにかんでいました。
人里離れた山奥でひっそりと暮らしてみたいとおもうこともあるけれど
こんなことがあると
外に出てひとと接するのっていいな、と改めておもうのです。