Girl Elegant

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ものをあまり持ちたくないとおもったきっかけは

高校生のころ

シアトルでMaiという女の子に出会ったことでした。

寮の庭の芝生の上にころんと転がっていた

彼女のケニアバッグのなかに

辞書と鍵しか入っていないのを見て

その潔いかんじがすごく好きだとおもったのです。

ひそかに彼女を観察してみると

あつらえたかのように

ぴったりと身体に寄り添うデニムに

シンプルなシャツをまとって

まるで重力が存在しないかのような

軽やかな足取りで歩く

とてもエレガントな女の子なのでした。

 

ある晩Maiの寮のお部屋を訪れました。

あのバッグの中身から

彼女があまりものを持っていないことは

想像していましたが

やっぱりその通りでした。

ほんの数枚のお洋服がかかっているクローゼット

いつものケニアバッグ

そしてグリーンの皮張りの小さなスーツケース。

彼女のお部屋に置いてあったもので

おもいだせるのはそのくらいです。

窓辺に灯されたキャンドルが幻想的な光を放っていて

ミーと同じ大きさの同じ間取りのお部屋なのに

別次元の空間にやってきたようでした。

 

キャンドルの光は

ひとをインティメイトな気分にさせるとおもいます。

Maiは落ち着いた声でゆっくりと話してくれました。

東京からやってきたこと。

ずっとバレエを習っていること。

映画が好きなこと。

高校を卒業したら

ニューヨークに行きたいとおもっていること。

 

今でも、自分がまだ持ちすぎているとおもうとき

すかすかのケニアバッグ

優雅な身のこなし

ミニマムなワードローブ

ゆらめくキャンドルの光

あの夏の彼女をおもいだして

ふぅっと息をつくのです。

 

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